ツールの最近のブログ記事

MS Wordで開いている文章を、表記ルール定義ファイルに基づいてチェックするツールを公開しました。詳しくは、以下のリンクをクリックしてください。

http://mediaefx.com/Word2003_style_checker_release01.php
ExcelファイルのA欄にソース言語、B欄に対応ターゲット言語が記述されていファイルをTrados Workbenchにインポートできるファイル(Translator's Workbench Textファイル)に変換するツールを作ったので公開します。

XLS_to_Trados_WorkBench.zip

使い方
上記zipファイル解凍し、実行ファイルをダブルクリック。
ソース言語、ターゲット言語を設定し、XLSファイルをウインドウにドロップ。

動作を確認したのは、以下だけです。

Windows XP SP3日本語版
Microsoft Excel 2003日本語版
TRADOS 7 Freelance & Trados 2007 Professional

ソフトの使用に関して
本ソフトはフリーウェアです。ご自由に配布していただいてかまいません。
本ソフトの使用は自らの責任において行ってください。
本ソフトを使用することによって発生するいかなる事象についても賠償/保障に関する一切の責任を負いません
本ソフトの不具合などを修正する責任を追いません。
ただし、ご提案をお聞かせいただければ、検討させていただきます。

FrameMakerで作成された和文をTagEditorを使って「快適に」英訳するには、次のような工程が必要になってきます。

  1. 事前に不要なフォントタグを削除する。
    和文の作成方法にもよるかもしれませんが、日本語文字とアルファベット文字が混在していると日本語文字になるたびに文字書式の言語が「Nihongo」になり、英語文字になるたびに文字書式の言語が「USEnglish」になります。これをそのまま、S-Tagger for FrameMakerでSTFファイルに変換すると、大量の<:fc>タグがソーステキストに入ってきてしまい、TagEditorでの翻訳作業をやりにくくするだけでなく、翻訳メモリ(TM)もタグだらけになりメモリ内検索に支障をきたします。
  2. 事前に和文の索引項目の読みを削除する。
    和文の索引を作成するには、索引項目の読みが必要ですが、英語では不要です。
    翻訳の工程で削除しておかないと、FrameMaker上で一つ一つ読みを削除する作業が発生してしまいます。
  3. S-Tagger for FrameMakerのVerifierのバグを回避する。
    内部タグに日本語が含まれている場合、Verifierは日本語の部分を認識せず、内部タグエラーが起きてしまいます。例えば、相互参照のタグ <:xr "30ページ" 1>というようなタグがあった場合、Verifierは、訳文内に完全に一致する<:xr "30ページ" 1>というタグがあっても<:xr "30" 1>と認識してしまい、以下のエラーを発生してしまいます。
    "The internal tag <:xr "30" 1> is not a valid tag."
弊社では、上記1と2については、秀丸マクロを使ってmifファイルを事前にクリーンアップしています。このマクロを公開します。[マクロをダウンロード]

  • このマクロはすべての不要なタグを完全には消去できないかもしれません。
  • このマクロは自己責任でお使いください。
  • このマクロを使うことによって発生するいかなる事象についても、弊社は賠償/保障に関する一切の責任を負いません。

上記3については、回避方法があります。以下に示します。

  1. Workbenchで、エラーが起きたTTXファイルをクリーンアップします。RTFファイルが出力されます。
  2. S-Tagger for FrameMakerのSettingsタブで、STF file format を Rich text format (RTF)に設定します。
  3. Convert STFタブで、RTFファイルをMIFに変換します。
この手順を踏むことによって、S-Tagger for FrameMakerのタグチェックをバイパスすることができるようです。(タグチェックをバイパスするので、他のエラーがあるとFrameMaker上で問題が起きるかもしれません。他のエラーを事前に修正しておくことが必要です。)

上記について改善方法などありましたら、ぜひお聞かせください。

弊社が使用しているアプリケーションのバージョン情報
  • TagEditor 8.0.0.826 (Build 826)
  • S-Tagger for FrameMaker 8.0.0 (Build 809)
  • FrameMaker 7.1p116
  • 秀丸 5.11 & HMJRE.DLL V1.72
取引をさせていただいている会社からの依頼で、Idiom WorldServer Desktop Workbenchを使用する機会がありました。

IdiomもTradosと同様、SDL社が提供している翻訳メモリ(TM)テクノロジーです。
Tradosとインタフェースが違うだけで基本は同じですね。
おおざっぱにまとめると、Trados TagEditor、Multiterm、Synergyという個々のアプリが一体化されたシステムという感じでしょうか。(Synergyのスケジュール管理のようなものはないようです。)

Idiomの特長としては、製品のユーザーインタフェースの翻訳のときに重要な文字数制限をチェックする機能があるというところです。例えば、組み込みヘルプなどの場合、45文字x3行に収める必要があるというような制限がありますが、訳文がこの制限を超えると赤い背景などで警告してくれます。

また、100%マッチよりさらに上にICE (in-context exact)マッチという一致状態があります。これは、対象のセグメントの前後のセグメントも100%一致することを意味します。
翻訳メモリの弱点は、センテンス単位で一致率を判断していることだという意見をよく耳にします。確かに文脈によっては、原文は同じでも訳は違う文にした方がよい場合があります。前後のセグメントも考慮したICEマッチは、この弱点を補うために考えられた機能と考えられます。

Idiom WorldServer Desktop Workbenchの短所は以下のとおりです。
  • 同時に複数のプロジェクトを開くことができない。
    従って、複数のプロジェクトをまたがって、検索と置換ができない。
  • エクスポートは、テキスト、Idiom WorldServer Desktop Workbench形式、Idiom WorldServer形式しかない。
  • テキストエクスポートは、属性、原文、訳文がタブ区切りで出力されるが、訳文に強制改行(Alt+Enterで入力した改行文字)があると別の行になってしまう。つまり、Excelで開いたときに訳文が細切れになってしまい、しかも欄がずれる。
  • エクスポートするときにデフォルトのファイル名が設定されていないので、一々指定しなければならない。
  • TagEditorと同様、ワープロ(MS-Word)やテキストエディタ(秀丸)では当たり前のワイルドカードや正規表現検索・置換の機能が貧弱。
  • TagEditorと同様、和文が原文のコンコーダンス検索が貧弱。基本的に欧米メーカーの製品は、スペースで単語を区切らない言語のコンコーダンス検索が貧弱ですね。

手軽に画面をキャプチャし、FTPサーバにアップロードできるツールがないか探したところ、FastStone Capture というシェアウェアが見つかりました。
英語版ですが、これは便利です。